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2013年7月14日 (日)

川崎市立図書館の広告料が値下げされていた

川崎市立図書館のサイトには↓こんな感じで広告が表示されています。

川崎市立図書館の広告エリア
川崎市立図書館トップページ

市民としては、効率よく収益をあげられているのか?というのが気になるところ。だって、公共のサイトにわざわざ広告を入れているわけですから、がっつり儲けて、市民に還元してほしい。

以前、市立図書館の広告について書いたとき↓の、月間アクセス数と出稿料のデータを見てみると、なかなか興味深い事実が分かりました。

図書館にもっと広告を(川崎市立図書館): 主張

 2009年1月時点の表示
  アクセス件数: 117,450件
  月額広告料 : 20,000円

 2013年7月時点の表示
  アクセス件数: 538,181件
  月額広告料 : 15,000円

アクセス数は増えている(約4.5倍)のに、広告料は下がっていた。

あの枠のサイズで、クリック保証もなしで、月2万円はたしかに高いよなあ。1万5000円でも、う~ん。

図書館のサイトにアクセスする人は、蔵書を検索したり予約したり、利用状況を確認したりとか、目的が明確になっていますからね。画面の端に、離婚相談の弁護士事務所の広告載せても(冒頭のキャプチャ参照)どれだけの人が注目するのやら。とっとと、検索して、予約して、去っていくっていう動線が目に浮かぶよう。

離婚相談の広告が、離婚に関することを書いたブログに表示されていたり、「離婚」ってキーワードで検索した時に表示されるから効果的なんであって、ひと月の間、図書館サイトのトップにのべつ表示されていたとしても、ほとんど広告効果は期待できないのではないでしょうか。

現時点では3枠埋まっていて、比較的ましな方ですが、広告ゼロの時もけっこう見かけますからねえ。

川崎市立図書館の広告収入がゼロ(2013年4月)
2013年4月30日時点(バナー広告がゼロ)

月に50万アクセスもあって、月の広告収入ゼロってあんた。民間企業だったら、許されませんよ。

以前、↓こっちにも書いたんですが、

図書館サイトの蔵書検索と連動する広告ってのはどう?(川崎市立図書館): 主張

蔵書検索に連動して、本の広告出すっていうのは、非常に相性がいいと思うのですが、どうでしょう。

本を読まない人に本の広告出してもしょうがないですからね。でも、図書館サイトで本を検索する人は、本を読む人であることは確実です。

検索したけど蔵書がないってときに、横に「こちらから買えます」って広告が表示されたら、効果的だと思いません?

予約がいっぱいで、こりゃ数か月待つことになるぞって時に提示された「今すぐ注文すれば、明日には届きますよ」という、悪魔のささやき。

それなりに売れる(=それなりに広告収入が入る)と思うんですが・・・

自治体の広告導入ガイドブック
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財源は自ら稼ぐ!―横浜市広告事業のチャレンジ
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