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2014年3月15日 (土)

くら寿司の不正を暴く(イベリコ豚丼の虚偽表示)

2014年3月4日放送の「ガイアの夜明け」。テーマは「"廻る"回転寿司サバイバル」。

放送内容は↓下記のページに詳しく書いてあります。

日経スペシャル ガイアの夜明け : テレビ東京

前置きの部分は、上記ページから引用しますね。

業界3位の「くら寿司」。最大の特徴は、サイドメニューの豊富さ。全メニュー数のうちおよそ4割が寿司以外のメニューだ。
(中略)
日夜、サイドメニューの開発に取り組む松島さんのもとへ、社長直々に新たな指令が下った。今回のテーマは牛丼チェーンにも十分対抗できる、新たな"丼もの"。

担当者は試行錯誤の末、「イベリコ豚丼」を完成させ、社長の試食でOKが出ます。

以下、放送内容より。ナレーションはもちろん蟹江敬三(祝 復帰)。あの渋い声を想像しながら読んでください。

ナレーション「実はくら寿司では社長のOKが出ても、テスト販売で成果が出なければ商品化はできない決まり。客の反応が一番なのです」

そしてテスト販売当日。

ナレーション「ランチタイムに10杯の注文が入ることが、商品化へのノルマです」

ふたを開けてみると次々と注文が入り・・・

イベリコ豚丼(ガイアの夜明けより)
ナレーション「結局、ノルマの倍。20食が売れました。全国販売が決定したのです」

番組も終盤です。毎週見ていれば分かりますが、なんやかやあっても、最後はハッピーエンドというのが、ガイアの夜明けのゴールデンパターン。働くお父さんたちの、明日の仕事へのモチベーションを高めてくれます。

でも、ちょっと待って。気になるところがあったんだけど。と、録画した番組を巻き戻してみると・・・

レーンを回るイベリコ豚丼のメニュー表示(ガイアの夜明けより)
レーンを回る、イベリコ豚丼のメニュー表示

イベリコ豚丼は10杯限定(ガイアの夜明けより)
本日のみ 10杯限定販売

って、おーい。限定数の2倍も売ってるやないかーい!

材料がよほど手に入りにくいものでもない限り、わざわざメニュー用意するのに10食だけってこともないだろうし。注文してもらうために、こんなこともあるんだろうなってのも分かりますが、テレビ番組で取り上げるんだったら、ちょっとは気をつけんかいな。

という私のつっこみが、この記事のすべてです。

タイトルにつけた、「不正」だの、「暴く」だの、「虚偽表示」だのというのは大袈裟でしたか。ちょっと煽り気味でしたね。これもまた虚偽表示の一種だったりもしますが・・・

回転寿司の経営学
回転寿司の経営学

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