まだ新しい一戸建てが売りに出されている理由
訳あって家を探しています。
新築/中古、マンション/一戸建てのどれと決めているわけでもなく、いつまでに越したいなんて希望も大してあるわけでもないのですが、一度、資料請求したら不動産屋さんがいろいろ見せに回ってくれるので、なんとなくついていっています。
で、この前は中古の一戸建てで、築8年しか経っていないという物件を見に行きました。
リフォームや修繕は一切していないはずなのですが、壁とかがえらくきれいで、それを指摘すると、子供のいない夫婦だったとのこと。なるほど、うちの家族だったら1週間で、この8年分以上のダメージを与えられそうだなと思いました。
で、リビングで不動産屋さんと雑談モードになったときに、なぜこんなに新しい時期に売りに出されるか気になりますよね、みたいな話になりました。
事件や事故などがあった物件は、ちゃんと告知する規則になっているから、そういうのは気にしなくていいですよ、と。
で、転勤とかそういう理由を、買う側は期待しているとよく聞くけど、そういう理由で売りに出されることはそんなに多くないとのこと。
転勤だったら単身赴任というパターンもありますしね。私の勤め先なんかだと、借家に出す斡旋をしてくれるので、会社が用意した安価な場所に住みつつ、家賃収入をローンにあてるみたいに考えれば、無理して売ることもない。
不動産屋さんによると、離婚とか、病気や事業の失敗でローンが払えなくなったとか、そういうのが多いらしい。たしかに、売らざるを得ない状況ですね。
うちら夫婦的には、はっきりしている分、そういう理由でも全然気にならないなあ、という感じ。
新婚の夫婦だと「離婚物件」を、自営業の人だと「事業失敗物件」を、縁起をかついで避ける人もいるとのこと。
前に住んでた人が離婚したかどうかなんてどうでもいいじゃんって気がします。妖怪ウォッチじゃないんだから、離婚させる妖怪がいるなんてこともないでしょうし。
で、その築8年のきれいな物件に住んでいた夫婦は、離婚してこの家を売りに出すことになったのだ、とのこと。
そう思って、家を眺めてみると感慨深い。
そういえば、まだ以前の表札がついたままだった。期せずして、離婚した夫婦の姓を知ってしまった。もはや奥さんの方はこの苗字じゃないんだろうな、とか。
近隣を再確認するために、ストリートビューで見てみると、若い夫婦が買いそうなコンパクトカーがとまっていた。まあ、「若い」というのは私の憶測です。熟年結婚したカップルかもしれないけど。
とはいえ、越してきたときと、出て行くときの夫婦仲は、全然違う感じだったんだろうなあとか考えると、ちょっと気になるというか、切なくなるなあなんて思いました。
まあ、あと一千万円くらい下がらないと、うちら夫婦には手が出ない価格だったので、どうでもいい話ではあるのですが・・・■
[2014年9月22日追記]
世の中、いろんな事情があるようで↓
どうやらあの中古マンションの売り主はローンが払えなくなったらしい、という話: 主張
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[2016年5月8日追記]
離婚とか事業の失敗とか、そんなのはどうでもよくなるような物件です。
ヤフオク公売の事故物件(殺人事件)の住所を特定(千葉市緑区あすみが丘六丁目59-11): 主張
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