お父さんがモーツァルトの格好なのにチャイコフスキーの曲が流れるソフトバンクCMの確信犯
このCMです↓
ちょっと書き起こしてみると、
(テロップ)スマホで高音質再生
お父さん: いい音だー
お兄さん: なんでその格好?
お父さん: いい音を聴くときはそれなりの格好をしないとな
お兄さん: 誰の真似ですか?
お父さん: 見れば分かる、モーツァルトだ
お兄さん: おばちゃんかと思った
お父さん: おばちゃんじゃない!
お兄さん: すみません
お父さん: ん? ブンブン震えてるぞ
(スピーカーに前足(手?)をあて)
お父さん: ああああー
モーツァルトの格好というのは、お馴染みの肖像画のやつで、赤い上着にスカーフをしていて、コメカミのあたりがサザエさんみたいになっているやつですね。
↓これこれ。
で、そんな設定であるにもかかわらず、流れている曲はチャイコフスキーのピアノ協奏曲 第1番だったりします。
このCMを見て、わたくし(不覚にも)こんな発言をしてしまいました。
「これ流れてるのチャイコフスキーなんだけど」(ちょっぴり上から目線)
で、妻からの反応は、このあとツッコミ篇的なものがあるのに決まっている、というもの。
まあ、そうだよなーと思いました。続編があるかどうかは別として、何の考えもなく違う作曲家の曲を使ったなんてことはありえず、すべて計算ずくに決まってますよね。
違和感をもたせて注目させられれば、もう、向こうの勝ちですからね。(別に勝負じゃないけど)
そして、「知ったかぶりしたい症候群」の心をくすぐりますもん。
チャイコフスキーのピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調の第一楽章なんですけどwww
みたいなツイートも量産されたのではないかと。調とか楽章まで書いちゃうあたりが、スノッブチック。
そう、違和感をもたせることで記憶に残す、その違和感を解消すべく他人とシェアする、そういった反応こそがソフトバンクの狙いだったという、なんともくやしいオチ。
今のところ、0勝1敗です。(だから、勝負じゃないって)
確信犯だというのは容易に確認できて、ソフトバンク公式サイトの「CM情報」のページには、思いっきり↓こう書かれていますし、
そして、なによりCMの冒頭の部分、お父さんが曲を再生する操作をしているスマホ画面に、思いっきりチャイコフスキーの曲であることが出ています↓
曲をモーツァルトにしなかったのも、お父さんの格好をチャイコフスキーにしなかったのも(あまりイメージが湧かないが)、CMの作り手の狙いだった、ということで。■
[2014年10月18日追記]
↓こんな解釈も・・・
モーツァルトの格好をしたお父さんがスピーカーに手を当てるCMは、佐村河内守のパロディか: 主張
■
辻井伸行×佐渡 裕

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