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2014年10月18日 (土)

お父さんがモーツァルトの格好なのにチャイコフスキーの曲が流れるソフトバンクCMの確信犯

このCMです↓

ちょっと書き起こしてみると、

(テロップ)スマホで高音質再生

お父さん: いい音だー

お兄さん: なんでその格好?


お父さん: いい音を聴くときはそれなりの格好をしないとな

お兄さん: 誰の真似ですか?


お父さん: 見れば分かる、モーツァルトだ

お兄さん: おばちゃんかと思った


お父さん: おばちゃんじゃない!

お兄さん: すみません


お父さん: ん? ブンブン震えてるぞ

(スピーカーに前足(手?)をあて)

お父さん: ああああー

モーツァルトの格好というのは、お馴染みの肖像画のやつで、赤い上着にスカーフをしていて、コメカミのあたりがサザエさんみたいになっているやつですね。

↓これこれ。

モーツァルトの肖像画

で、そんな設定であるにもかかわらず、流れている曲はチャイコフスキーのピアノ協奏曲 第1番だったりします。

このCMを見て、わたくし(不覚にも)こんな発言をしてしまいました。

「これ流れてるのチャイコフスキーなんだけど」(ちょっぴり上から目線)

で、妻からの反応は、このあとツッコミ篇的なものがあるのに決まっている、というもの。

まあ、そうだよなーと思いました。続編があるかどうかは別として、何の考えもなく違う作曲家の曲を使ったなんてことはありえず、すべて計算ずくに決まってますよね。

違和感をもたせて注目させられれば、もう、向こうの勝ちですからね。(別に勝負じゃないけど)

そして、「知ったかぶりしたい症候群」の心をくすぐりますもん。

チャイコフスキーのピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調の第一楽章なんですけどwww

 

みたいなツイートも量産されたのではないかと。調とか楽章まで書いちゃうあたりが、スノッブチック。

そう、違和感をもたせることで記憶に残す、その違和感を解消すべく他人とシェアする、そういった反応こそがソフトバンクの狙いだったという、なんともくやしいオチ。

今のところ、0勝1敗です。(だから、勝負じゃないって)

確信犯だというのは容易に確認できて、ソフトバンク公式サイトの「CM情報」のページには、思いっきり↓こう書かれていますし、

お父さんがモーツァルトなのに曲はチャイコフスキーのCM情報

そして、なによりCMの冒頭の部分、お父さんが曲を再生する操作をしているスマホ画面に、思いっきりチャイコフスキーの曲であることが出ています↓

お父さんがモーツァルトなのに曲はチャイコフスキーのCMのスマホ画面

曲をモーツァルトにしなかったのも、お父さんの格好をチャイコフスキーにしなかったのも(あまりイメージが湧かないが)、CMの作り手の狙いだった、ということで。■

[2014年10月18日追記]
↓こんな解釈も・・・
モーツァルトの格好をしたお父さんがスピーカーに手を当てるCMは、佐村河内守のパロディか: 主張

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
辻井伸行×佐渡 裕
B00MO326MQ

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