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2014年10月

2014年10月25日 (土)

ベネッセが名簿業者から買った個人情報かどうかで「個人情報を削除する」のチェックの有無が違う?

まず最初に、重要な事実を。

ベネッセからの「お詫びの500円はどうします?」ハガキ(参考:批判を浴びても継続中「お詫びの500円をベネッセこども基金へ寄付できます」(画像あり): 主張)には、以下の2つのバージョンがあるということ。

(A) 「個人情報を消去する」かどうか、希望を確認しているもの
(B) 確認なく「お詫びの品発送後消去」するとなっているもの

うちの場合、10月10日ころに届いた、下の子が「対象の方」のハガキは(B)パターン↓

ベネッセからの500円金券ハガキ(無条件に個人情報を削除)
無条件に個人情報を削除するとなっているもの

その約1週間後に届いた、上の子が「対象の方」のハガキは(A)パターン↓でした。

ベネッセからの500円金券ハガキ(個人情報の削除希望を確認)
個人情報を削除するか希望を聞いているもの

この違いは何によるものか?ってのが気になるところですよね。

↓こちらのブログでは、

ベネッセからお詫びの品500円をnanacoで受け取りました。

以前はあった「個人情報を削除する」の項目がなくなり、「お客様の情報は、お詫びの品発送完了後消去させていただきます」に変わっていました。

と、ある時期を境に方針が変わったのではないかという話でしたが、どうやらそうではなく、何らかの条件にしたがって両方の仕様を使い分けているのでは、というのが私の見解です。

うちの場合届いた順番が、「無条件削除バージョン」→「削除希望を問うバージョン」だったからというのが根拠の1つです。

でも、これだけだと、送付の手続きうんぬんで順序が前後したのかも、という可能性もあります。

が、「お詫びの品 受付ページ」のシステムにログインしてみて、両者が並存していることがはっきり分かりました。

同じ日(たしか10月18,19日ころ)にログインしたのですが、登録用コード/ログインキーによって画面が違いました。

ベネッセ「お詫びの品 受付ページ」(無条件に個人情報を削除)
下の子のログインキーでログインすると、「お客様の情報は、お詫びの品発送後消去させていただきます。」

ベネッセ「お詫びの品 受付ページ」(個人情報の削除希望を確認)
上の子のログインキーでログインすると、「お客様のご希望により、個人情報を消去させていただきます」

やはり「対象の方」で、両者を使い分けています。

この違いは何でしょうか?

ここからは推測ですが、個人情報を入手した経路によって使いわけているのではないか?と。

↓こちらの記事にも書いたのですが、

ベネッセはどこでうちの子供の個人情報を手に入れたのか: 主張

上の子については情報を提供したタイミングを認識しています。↓これだったんですよ。

ベネッセ名簿、スタンプラリー分も流出か 横浜の動物園:朝日新聞デジタル

参加した中学3年生までの保護者にアンケートを任意で依頼し、住所や電話番号、子どもの生年月日などの個人情報を得ていた。

このあと、DMが届くようになったのですが、まあこれについては納得ずくです。

で、問題は下の子です。下の子に関しては、上記のような形で情報提供した記憶がないんですね。でも、あるときからDMが届き始めた。年齢にぴったりの商品を宣伝するものが。

妻の話によれば、とある通販サービスを利用したタイミングで届き始めた気がする、と。これに関してははっきりしたことは言えませんが。

で、私の説としては、ベネッセが少しグレーな形(名簿業者から買う、他の会社から提供を受ける)で入手した情報については無条件に削除、一方、意図的に提供された個人情報に関しては削除するかどうか確認する、ということになっているのではないかと。

ちなみに、ベネッセ自身が名簿業者から個人情報を買っていた事実は判明しています↓

いまさら個人情報漏洩の件で、ベネッセに問い合わせてみた

じゃぁベネッセ自身は名簿屋を利用したことが無いのかな。というのが素朴な疑問。

俺:ベネッセさんは名簿業者から名簿の購入を行った事は無いのでしょうか?

ベ:ございます

俺:…デスヨネー

とはいえ、正規ルート個人情報か、名簿業者ルート個人情報かで扱いを変えているというのは私の憶測にすぎないので、うちのケースではどうだった、みたいな情報を皆さんから提供してもらえると、はっきさせられるのではないかなと思っています。

ベネッセが見た教育と学力
ベネッセが見た教育と学力

2014年10月19日 (日)

川崎市麻生区片平1丁目の住宅造成地

わけあって家を物色してます。買えるのか、買う気があるのか、は別として。

車で走っていると、世田道(片平交差点の北側)から西方向のところに重機が見え、宅地造成をしている様子。

地図でいうとこのあたり↓

赤枠は、川崎市麻生区片平1丁目17なのですが、右にすこし出っ張った部分がその場所です。出っ張りの北側も造成対象のところに入っていたので、一部は片平1丁目17、一部は片平1丁目5ということになります。まとめて宅地造成されているので、新たな番地が振られたりもするのでしょうか。

東急ドエルアルス五月台ヒルトップステージ(長いよ・・・)のすぐ北側、葉積緑地の南東側と言えば、土地勘のある人にはすぐわかると思います。

しばらく経ってから、散歩がてら見に行ってみると、造成はほぼ終わっているという感じでした。

片平1丁目17の住宅造成地

片平1丁目5の住宅造成地

↓宅地建物取引業者票

宅地建物取引業者票(片平1丁目の住宅造成地)

業者さんは、いわゆるパワービルダーのアーネストワン(飯田グループ)ですね。

造成地の様子をよく見るべく、ぐるっとまわって西側(造成地より高い位置)に来てみました。

東側(世田道方向)に向いて、

片平1丁目の住宅造成地(左)片平1丁目の住宅造成地(正面)片平1丁目の住宅造成地(右)
    左側         正面          右側

東方向には下り斜面になっているので見晴らしがいいです。

片平1丁目の住宅造成地と小田急小田原線

見えますでしょうか、画面中央やや上を走っているのは、小田急小田原線(新百合ヶ丘 - 柿生 間)です。私の携帯カメラの画質では、よく分からないと思いますが・・・

Yahoo地図の航空写真だと、木の伐採まで済んでいる時点の画像ですね↓

画像が更新されるかもしれないので、記念に残しておこう↓

片平1丁目の住宅造成地(Yahoo地図の航空写真をキャプチャ)
Yahoo地図をキャプチャしたもの

ちなみに、Google Mapの航空写真だと、まだ木が生い茂っている時点の画像でした。

こうやって途中経過の画像が確認できると面白いですよね。(と、あなたが感じてくれるかどうかはあまり自信がないですが・・・)

20年たっても後悔しない 一戸建ての選び方がわかる本 決定版 (100%ムックシリーズ)
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2014年10月18日 (土)

モーツァルトの格好をしたお父さんがスピーカーに手を当てるCMは、佐村河内守のパロディか

↓こちらの記事を書いているときに、ふと思いました。

お父さんがモーツァルトの格好なのにチャイコフスキーの曲が流れるソフトバンクCMの確信犯: 主張

モーツァルトの格好をしたお父さん(犬)が、スピーカに前足を当てて音を感じるシーンがありました。

「作曲家がスピーカーに手を当てる」 ん、デジャブ?

あー、↓これだ

スピーカーに手を当てて、音を聞く佐村河内氏(作曲家)
スピーカーに手を当てて、音を聞く佐村河内氏

耳でばっちり聞こえてるのに・・・

佐村河内守を特集した回のNHKスペシャルは、もはや再放送もないでしょうし、NHKオンデマンドでも配信されないでしょうし、YouTubeからも削除されてしまいましたが、とても面白いので、ぜひ入手して見てほしい。

以下、参考です。

佐村河内守を特集したNHKスペシャルの見どころ(一部動画あり): 主張

で、ソフトバンクのCMがこれを意識したものかどうかというと、・・・んなわきゃない。

「全聾の天才作曲家」佐村河内守は本物か―新潮45eBooklet
「全聾の天才作曲家」佐村河内守は本物か―新潮45eBooklet

お父さんがモーツァルトの格好なのにチャイコフスキーの曲が流れるソフトバンクCMの確信犯

このCMです↓

ちょっと書き起こしてみると、

(テロップ)スマホで高音質再生

お父さん: いい音だー

お兄さん: なんでその格好?


お父さん: いい音を聴くときはそれなりの格好をしないとな

お兄さん: 誰の真似ですか?


お父さん: 見れば分かる、モーツァルトだ

お兄さん: おばちゃんかと思った


お父さん: おばちゃんじゃない!

お兄さん: すみません


お父さん: ん? ブンブン震えてるぞ

(スピーカーに前足(手?)をあて)

お父さん: ああああー

モーツァルトの格好というのは、お馴染みの肖像画のやつで、赤い上着にスカーフをしていて、コメカミのあたりがサザエさんみたいになっているやつですね。

↓これこれ。

モーツァルトの肖像画

で、そんな設定であるにもかかわらず、流れている曲はチャイコフスキーのピアノ協奏曲 第1番だったりします。

このCMを見て、わたくし(不覚にも)こんな発言をしてしまいました。

「これ流れてるのチャイコフスキーなんだけど」(ちょっぴり上から目線)

で、妻からの反応は、このあとツッコミ篇的なものがあるのに決まっている、というもの。

まあ、そうだよなーと思いました。続編があるかどうかは別として、何の考えもなく違う作曲家の曲を使ったなんてことはありえず、すべて計算ずくに決まってますよね。

違和感をもたせて注目させられれば、もう、向こうの勝ちですからね。(別に勝負じゃないけど)

そして、「知ったかぶりしたい症候群」の心をくすぐりますもん。

チャイコフスキーのピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調の第一楽章なんですけどwww

 

みたいなツイートも量産されたのではないかと。調とか楽章まで書いちゃうあたりが、スノッブチック。

そう、違和感をもたせることで記憶に残す、その違和感を解消すべく他人とシェアする、そういった反応こそがソフトバンクの狙いだったという、なんともくやしいオチ。

今のところ、0勝1敗です。(だから、勝負じゃないって)

確信犯だというのは容易に確認できて、ソフトバンク公式サイトの「CM情報」のページには、思いっきり↓こう書かれていますし、

お父さんがモーツァルトなのに曲はチャイコフスキーのCM情報

そして、なによりCMの冒頭の部分、お父さんが曲を再生する操作をしているスマホ画面に、思いっきりチャイコフスキーの曲であることが出ています↓

お父さんがモーツァルトなのに曲はチャイコフスキーのCMのスマホ画面

曲をモーツァルトにしなかったのも、お父さんの格好をチャイコフスキーにしなかったのも(あまりイメージが湧かないが)、CMの作り手の狙いだった、ということで。■

[2014年10月18日追記]
↓こんな解釈も・・・
モーツァルトの格好をしたお父さんがスピーカーに手を当てるCMは、佐村河内守のパロディか: 主張

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
辻井伸行×佐渡 裕
B00MO326MQ

2014年10月13日 (月)

ベネッセはどこでうちの子供の個人情報を手に入れたのか

↓こちらの記事を書いていたときに、ふと思いました。

批判を浴びても継続中「お詫びの500円をベネッセこども基金へ寄付できます」(画像あり): 主張

うちは別にベネッセのサービス(「進研ゼミ」とか「こどもちゃれんじ」とか)を利用しているわけではないのに、子供の年齢や学年に合わせたダイレクトメールが届きます。資料請求などをしたこともありません。

ベネッセはどこでうちの子供の個人情報を手に入れたのか?

いや、少し語弊がありますね。「いつ私は個人情報をベネッセに提供したのか」というのが実情に近いかもしれません。

上の子(小学生)については何となく分かっていて、たぶん5年くらい前ズーラシアに行ったとき。スタンプラリー的なものがあって、その景品をもらうにあたって、住所や子供の氏名や学年の情報を書きました。それを主催していたのがベネッセでした。情報の扱いのところに、DMのような案内を出しますよ、というのもたぶん書いてあったのでしょう。

下の子(2歳)用のも届くのですが、上記のようなはっきりした記憶はないんですよね。嫁さんの話を聞くと、とある通販サービスでその子用の服を買うときに、数千円分の割引クーポン的なものがあって、利用する際に子供の名前や生年月日を記入したと。そのタイミングでベネッセからDMが届くようになったのでは、とのこと。もしかしたら、ベネッセが提携していて、そのクーポンコストを負担していたのかも。そして、その趣旨や情報の利用目的もちゃんと書いてあったけど、ろくに読まなかったとか。まあ、あまりはっきりしたことは言えないのですが。

で、こういうのって大して意識せずに住所氏名を書いちゃって、しかも覚えてなかったりしがちじゃないですか。

で、DMが来たときに、すっかり忘れてるもんだから、名簿業者から買ったんじゃないかとか、グレーなルートか入手したんじゃないかとか、変に勘ぐっちゃう人もいるんじゃないかと思うんですよね。

なのでDMに、送付に利用した個人情報はいつ頃何によって提供されたものか、ってのを明記しておくと、変に疑われなくていいんじゃないかと思いました。そういう取り組みは、センシティブな層を刺激しないためには、けっこう有用じゃないかなと思います。

もちろん、「いつ頃、名簿業者から買いました」ってのはダメだと思うけど。

[2014年10月25日追記]
↓こんな仮説も・・・
ベネッセが名簿業者から買った個人情報かどうかで「個人情報を削除する」のチェックの有無が違う?: 主張

バカ売れDM集客術―儲かる会社は必ずやっている!
バカ売れDM集客術―儲かる会社は必ずやっている!

批判を浴びても継続中「お詫びの500円をベネッセこども基金へ寄付できます」(画像あり)

ついに、うちにもきました。ベネッセからのお詫びの500円の案内↓

ベネッセコーポレーションより重要なお知らせです

この記事→(【特定】ベネッセから流出した個人情報を買ったのはスマイルゼミです: 主張)を書いたときに、確認できた分で760万件、最大で2070万件になると報道されていたので、全然珍しくないんでしょうけどね。

まずは内容の確認。

↓「お客様情報漏えいに関するお詫びとご報告」
お客様情報漏えいに関するお詫びとご報告(ベネッセ)

(漢字の「一」や、長音符号の「ー」が消えているところがありますが、誤植ではなくて、スキャナで読み取るときにつぶれてしまったものです)

代表取締役社長 原田泳幸氏の名前での書面です。

そして批判を浴びることになった、そもそもきっかけ↓。詳細はのちほど。

また、弊社からのもう一つのお詫びのあり方として、「こども基金」の設立を行い、広く社会に貢献するための活動を行うことを決意いたしました。

↓「漏えいした情報項目について」
漏えいした情報項目について(ベネッセ)

主要なところは、
 子供の名前、性別、生年月日
 保護者の名前、性別、生年月日、続柄
 郵便場号、住所、電話番号
などですね。

↓「お詫びの品について」
お詫びの品について(ベネッセ)

500円分の、電子マネー系(Edy、Amazonギフト券、nanaco)または図書カードが選べます。

電子マネー系については「お手続き後すぐの登録(交換)が可能です」とある反面、図書カードについては「新たにご用意する関係上、お届けまでに時間をいただいております」とあります。

さらに「10月下旬以降のお届けを予定しておりますが、最長6カ月程度かかる場合がございます」と、納期の長さを念押ししています。

郵送の準備などそれなりに時間がかかるのは分かりますが、図書カード自体はすぐに用意できるでしょうし、一度に大量の郵便物を送るのなんかはベネッセの得意とするところでしょう?(ほら、DMとか)

なんででそんなに時間がかかる(ことを強調する)のか?

図書カードを希望されちゃうと、郵送のコストが余分にかかってしまいますよね。ベネッセとしては、電子マネーを希望してもらえばシステムでの処理で済むので、お財布にやさしい。なので、「6ヶ月」なんて極端な数字を出して牽制しているんですね。これが、原田泳幸氏の手腕なんでしょうね。(もちろん、私の憶測ですが)

しかし、これでは終わりません。さらなる原田メソッドが炸裂します。

上記のお詫びの品にかえて、別紙にてご説明しております「財団法人 ベネッセこども基金」へのご寄付をお選びいただくことも可能です。

慈善的な要素を絡めると希望者も増えるでしょう。何より、郵送コストがかかりません。そして、払うはずだった500円は自社の関連団体へ。よ、天才原田!

で、これが、↓「『財団法人ベネッセこども基金』について」

「財団法人ベネッセこども基金」について(ベネッセ)

いえね、やろうとしていることは立派なんですが、自分達で団体作って、そこへ寄付してね、ってのがどうも・・・。そういうことをやっている既存組織に寄付するってのでも良かったような気がします。

そして、↓これが手続き方法が書かれた書面

ベネッセ金券500円分のお詫びの手続き用紙

図書カードへのチェック欄のすぐ上には、

選べる電子マネーギフト 500円分」はパソコン・スマートフォンからお手続きください。すぐに発行が可能です。

とあります。「すぐに発行が可能です」の行間に、図書カードはやめておけよ、というメッセージが読み取れます。

ちなみにうちはベネッセを利用はしていません。以前はDMがちょいちょい来ていましたが、最近とんと来ていません。自粛しているんでしょうね。

ということで、ここ数ヶ月の間にDMにかける予定だったコスト分を寄付したらいいんじゃないかと思いますが、どうでしょう?■

[2014年10月13日追記]
よく考えたら、ちょっとした景品の対価として自主的に提供していた、なんてのはよくある話で・・・↓
ベネッセはどこでうちの子供の個人情報を手に入れたのか: 主張

[2014年10月25日追記]
↓こんな仮説も・・・
ベネッセが名簿業者から買った個人情報かどうかで「個人情報を削除する」のチェックの有無が違う?: 主張

勝ち続ける経営 日本マクドナルド原田泳幸の経営改革論
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