Googleの基準: ビールを売るのは不道徳です
この↓ごたごたがあったときに、
「ページ上の広告の数が多すぎる」とグーグルアドセンスの広告配信停止をくらう: 主張
AdSenseのポリシーをいろいろ読んでみたのですが、けっこう、えーっ!?ってのがありました。
例えば、
違法な薬物や麻薬関連製品に関するコンテンツ
ってのは、まあ分かりますよね。
上記と並んで、
ビールやアルコール度の高い酒類の販売
ってのもあるんですよね。
酒売るくらい いいじゃんかって気がしますが、これがGoogle AdSenseのコンテンツポリシーなんですよね。
で、ちょっと前に読んだ飲酒の統計に関する記事を思い出しました。
飲酒は道徳的に許されるか?というアンケート結果を各国で比較したものです↓
ESTRELA - 統計と情報の専門誌「エストレーラ」 2014年7月号
「統計から社会の実情を読み取る 第36回 飲酒の国際比較」より
グラフの元ネタ↓こちらとのこと。
Alcohol Use | Global Views on Morality | Pew Research Center's Global Attitudes Project
で、このグラフを見ると、日本では飲酒が不道徳だという人は6%。まあ、そんな数字でしょうね。飲み過ぎとかアルハラとか依存症とかならともかく、普通にたしなむ程度だったら、飲酒自体に顔をしかめる人の割合はそんなに高くないでしょうね。
でも、各国で比較すると日本のこの感覚はあまり「普通」ではないようです。
飲酒を不道徳だとする割合は、アメリカ 16%、韓国 22%、中国 41%となっていて、日本人の感覚とはかなり相違がありますよね。
なんてのを踏まえますと、「ビールやアルコール度の高い酒類の販売」という行為はアメリカ(≒プロテスタント?)的な感覚ではけっこう道徳的にグレーな行為なのかもしれません。
とはいえ、酒の販売をメインとしているサイトが、AdSenseを収入源にするという状況も稀だと思いますので、あまり影響はないのかもしれません。
じゃあ、お酒を飲むこと(飲み歩きとか、酒へのこだわりブログとか)に関するコンテンツはどうなんだろう?というところですが、ちょっと検索していくつか見てみたところ、普通にAdSenseが貼ってありました。
なんで売るのはダメで飲むのはOKなんだ?という気もしますが、自分用に使うことよりも、「販売目的で所持」の罪の方が重かったりするあれと同じロジックでしょうか。それとも、日本のグーグルは日本的な基準で運営されているってことでしょうか。
コンテンツガイドラインの文面については、日本語に直訳しただけって感じでしたが。
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