AviUtlで音声や字幕がずれるときは、AvidemuxとYAMB(MP4Box)で対処
DVDをmp4にするとき、普段は以下のような手順でやってます。
(1) DVD Decrypterでリッピング
(2) DVD2AVI
・プロジェクトファイルを作る(.d2v)
・音声ファイルを分離する(.wav)
(3) AviUtl
・d2vファイルとwavファイルを読み込む
・必要に応じてVobSubフィルタで字幕を焼き込む
そして、大抵はうまくいっていました。
が、今回できあがったmp4を再生してみると、音声も字幕もタイミングがずれていたんですよね。よく見てみるとd2vを読み込ませたときの総時間と、wavの長さが合っていない。
「ロード時に映像と音声の長さが0.1秒以上ずれているもは自動的にfps調整する」のチェックを入れてみたり、入力プラグインの順序を変えて(DirectShow File Reader⇔L-SMASH Works File Reader など)みてもダメでした。
もうこれは、AviUtlと相性が悪いんだということで、違う方法を探すことにしました。そして、「Avidemux」が使えることを知りました。
(1)でリッピングしたあと、VTS_01_1.VOBをAvidemuxに読み込ませると、連番になっているVTS_01_2.VOB、VTS_01_3.VOB・・・も読み込んでくれます。
Video Output: Mpeg4 AVC(x264)
Audio Output: AAC(Faac)
Output Format: MP4 Muxer
を選択して(上記は一例。どれを選ぶかはお好みで)、Saveすればmp4ファイルができあがりました。音声もずれていませんでした。
でも、まだやることが残っています。
アスペクト比がDVDの解像度のままの720x480(=3:2)になっています。これを正しくするのと、字幕の付加です。
この2つの作業は、「Yamb」で対応できることを知りました。
・「Click to create an MP4 file with multiple audio, video, subtitle and chapters streams.」を選択
・映像トラックのPropertiesで、Pixels Aspect Ratioを指定
・字幕トラックのPropertiesで、Media Delayを指定(必要なら)
という感じです。
やり方としてはこれでうまくいくはずです。が、私の環境ではうまくいきませんでした・・・
YAMBのバージョンのせいでしょうか、字幕のMUXのところでYAMBが異常終了しちゃうんですよね。
なので、YAMBではAspect Ratioだけ変更して、字幕の付加はMP4Boxを直に動かして行うことにしました。
コマンドは↓こんな感じです。
MP4Box.exe -add "VTS_01_0.idx" "xxx.mp4"
タイミングがずれていた場合は、delay(ミリ秒で指定)で調整できます↓
MP4Box.exe -add "VTS_01_0.idx":delay=6000 "xxx.mp4"
上記は字幕のタイミングを6秒遅らせるコマンドの例です。
字幕の表示やタイミング調整に対応していないプレイヤーもあるようですが、パソコンではVLC Media Player、スマホではVLC for Androidで問題なく再生できました。
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