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2015年4月25日 (土)

AviUtlで音声や字幕がずれるときは、AvidemuxとYAMB(MP4Box)で対処

DVDをmp4にするとき、普段は以下のような手順でやってます。

(1) DVD Decrypterでリッピング

(2) DVD2AVI
  ・プロジェクトファイルを作る(.d2v)
  ・音声ファイルを分離する(.wav)

(3) AviUtl
  ・d2vファイルとwavファイルを読み込む
  ・必要に応じてVobSubフィルタで字幕を焼き込む

そして、大抵はうまくいっていました。

が、今回できあがったmp4を再生してみると、音声も字幕もタイミングがずれていたんですよね。よく見てみるとd2vを読み込ませたときの総時間と、wavの長さが合っていない。

「ロード時に映像と音声の長さが0.1秒以上ずれているもは自動的にfps調整する」のチェックを入れてみたり、入力プラグインの順序を変えて(DirectShow File Reader⇔L-SMASH Works File Reader など)みてもダメでした。

もうこれは、AviUtlと相性が悪いんだということで、違う方法を探すことにしました。そして、「Avidemux」が使えることを知りました。

(1)でリッピングしたあと、VTS_01_1.VOBをAvidemuxに読み込ませると、連番になっているVTS_01_2.VOB、VTS_01_3.VOB・・・も読み込んでくれます。

  Video Output:  Mpeg4 AVC(x264)
  Audio Output:  AAC(Faac)
  Output Format: MP4 Muxer

を選択して(上記は一例。どれを選ぶかはお好みで)、Saveすればmp4ファイルができあがりました。音声もずれていませんでした。

でも、まだやることが残っています。

アスペクト比がDVDの解像度のままの720x480(=3:2)になっています。これを正しくするのと、字幕の付加です。

この2つの作業は、「Yamb」で対応できることを知りました。

・「Click to create an MP4 file with multiple audio, video, subtitle and chapters streams.」を選択

Yambに字幕ファイル(idx)を読み込ませたところ
・mp4ファイルと、idxファイルを読み込ませる

・映像トラックのPropertiesで、Pixels Aspect Ratioを指定

・字幕トラックのPropertiesで、Media Delayを指定(必要なら)

という感じです。

やり方としてはこれでうまくいくはずです。が、私の環境ではうまくいきませんでした・・・

YAMBのバージョンのせいでしょうか、字幕のMUXのところでYAMBが異常終了しちゃうんですよね。

なので、YAMBではAspect Ratioだけ変更して、字幕の付加はMP4Boxを直に動かして行うことにしました。

コマンドは↓こんな感じです。

MP4Box.exe -add "VTS_01_0.idx" "xxx.mp4"

タイミングがずれていた場合は、delay(ミリ秒で指定)で調整できます↓

MP4Box.exe -add "VTS_01_0.idx":delay=6000 "xxx.mp4"

上記は字幕のタイミングを6秒遅らせるコマンドの例です。

字幕の表示やタイミング調整に対応していないプレイヤーもあるようですが、パソコンではVLC Media Player、スマホではVLC for Androidで問題なく再生できました。

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