« 2015年10月 | トップページ | 2015年12月 »

2015年11月

2015年11月29日 (日)

どんでん返しを気にしすぎて、世にも奇妙な物語が楽しめない件

見てない人にしか伝わらない話だと思いますが・・・。

世にも奇妙な物語といえば、どんでん返しが付き物ですよね。

例えば、昨日(2015年11月28日)放送の『世にも奇妙な物語 25周年記念!秋の2週連続SP~映画監督編~』だと、妻夫木聡主演の「幸せを運ぶ眼鏡」。

「もう 眼鏡には頼らない」ことでハッピーエンドと思いきや、「コンタクトかよー」的なオチ。眼鏡→コンタクトは誰でも思いつきそうなところですが、面白かったのは、眼鏡を踏み潰して割るという行動さえも、眼鏡によって促されていたというところ。「そう来たかー」となるわけです。

で、次の中谷美紀主演の『事故物件』を見る。なんやかやで中谷美紀が現実を受け入れて、ハッピーエンドっぽい空気が流れ始めます。

油断できません、来るぞー、来るぞー、と身構えます。だって、DVDとか見るシーンがあるし。「リング」の監督(中田秀夫氏)だし。・・・でも、来ません。

すでにシックスセンス的な意表をつくしかけは見せたあとでしたから、ここは素直に平穏な気持ちで楽しめばよかったのです。考えすぎでした。

で、最後の満島真之介主演の「嘘が生まれた日」。満島真之介が改心して、嘘をつくのはやめる、でも人を傷つけない嘘を1つ、2つって感じでエンディングの雰囲気が漂ってきます。

刑期を終え、かつての友人と再会し、「もう嘘はやめよう」と再確認します。

とか言いつつ、この友人達が、最後にえげつない嘘をつくぞー、つくぞーと期待しておりましたが、大丈夫でした。いい友人達でした。

えー、だらだらと書いてきましたが、何を言いたいかというと、素直に楽しんだ方がいいよということでした。

あと、「バツ」に関していうと、阿部サダヲがムロツヨシと出会ったところは笑いました。

どんでん返しの作り方
どんでん返しの作り方

2015年11月11日 (水)

「福岡人志、」と「土曜もアサデス。」の放送時間がかぶっている

すべらない話を録画するべく、キーワード予約に「人志松本」という単語を設定しているのですが、そしたら、↓こんな番組が予約されていました。

福岡ローカル特番に松本人志登場、パンブー黒瀬とアドリブドライブ旅「福岡人志、」 (お笑いナタリー) - Yahoo!ニュース

何がすごいって、福岡の放送局(FBS)のローカル番組に松本人志が出るんですね。これって、やっぱり福岡でしか放送されないんでしょうか。福岡に住んでて良かった。

↓FBSのサイトでも大々的に紹介されていますね。

福岡人志、~松本×黒瀬アドリブドライブ~【福岡放送FBS】

福岡人志(FBS)
(画像はFBSのサイトより)

↓こんな番宣のCMも流れているみたいです。(私はまだ見てませんが)

で、なんだか気になる点が・・・

この「福岡人志、」の放送予定時間の裏では「土曜もアサデス。」という番組をやっているんですが、この番組ってパンクブーブーの黒瀬さんが出ているんですよ。しかもチョイ役ではなく、メインのコメンテーターみたいなポジションなんです。

↓「土曜もアサデス。」の番組表の出演者欄より

田上和延(KBCアナウンサー)徳永玲子(タレント)黒瀬純(パンクブーブー)佐藤哲夫(パンクブーブー)トコ(コラムニスト)秋本ゆかり(タレント)・木悠未(LinQ)南野森(九州大学法学部教授)青木裕司(河合塾講師)岩部見梨(KBCアナウンサー)!yスポーツ!y@>EDたかのりF#86K~(プロ野球解説者)増田優香子(KBCアナウンサー)☆天気☆佐藤栄作(気象予報士)※出演者は変更の場合あり

いやあ、九州チックですねえ、というのはさておき、黒瀬さんが出ています。

「土曜もアサデス。」はレギュラー番組なので毎週やっています。FBSは、あえてこの時間帯に「福岡人志、」をぶつけてきたんでしょうか。他にも放送できそうな時間はいくらでもありそうなもんですが。

そして、「土曜もアサデス」に対して、「福岡人志」です。何か意図を感じます。

言ってみれば、「モーニング娘。」と「藤岡弘、」の関係ですね。(こういう関係のない例えをあげると趣旨がぼやける、の例)

レギュラー番組と、同時間帯の他局の特番の出演者が重なったら、登場する時間帯をちょっとずらしてかぶらないように配慮する、みたいな話を聞いたことがあるんですが、今回そういう処置をするんでしょうかね。

「土曜もアサデス。」は 9:30~11:25、「福岡人志、」は 9:30~10:25の放送時間なので、「土曜もアサデス。」の前半に黒瀬さんが登場しないという可能性もあるかも。いつもはロケで前半は登場しない佐藤さん(注:パンクブーブーの相方です。念のため)が代理でスタジオに登場というのに一票。

でも、こういった配慮って別に必要ない気もします。誰のための配慮なんでしょうね。テレビ局も演者もスポンサーも視聴者も誰も困らないし。なので、普通に放送されるだけかもしれませんね。

準一河本のすべらない話 [DVD]
準一河本のすべらない話 [DVD]

2015年11月 3日 (火)

福岡市立図書館は岡崎京子が充実(「リバーズ・エッジ」もあるよ)

以前、NHKの「ニッポン戦後サブカルチャー史」という番組で、岡崎京子の「リバーズ・エッジ」を取り上げてて↓

リバーズエッジ(ニッポン戦後サブカルチャー史)

読みたいなあと思いまして。

で、川崎市立図書館で探したけど、なかったんですよね↓

川崎市立図書館所蔵の岡崎京子の書籍

あったのは、「岡崎京子の仕事集」、「オカザキ・ジャーナル」、「女のケモノ道」、「ハプニングみたい」、「ヘルタースケルター」、「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」の6冊。漫画は「ヘルタースケルター」のみですね。

(脱線:上で「漫画」と表現したのは、エッセイみたいな文章中心で構成された作品との区別なんですが、こういう作品を「漫画」とか「コミック」とか呼ぶのは、どうもピンと来ないです。なんか、ちょうどいい言葉ないですかね)

で、川崎市に住んでいた私は、近隣の稲城市の図書館も使えたので、探してみたのですが↓

稲城市立図書館所蔵の岡崎京子の書籍

あったのは、「女のケモノ道」、「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」、「ハプニングみたい」の3冊。漫画はゼロですね。稲城は漫画は置かないというポリシーだったりして。

結局、「リバーズ・エッジ」を読むのは諦めていたんですね。(買おうとは思わんのかい、というツッコミはありましょうが)

で、なんやかで、福岡に来ることになりまして、福岡の市立図書館である「福岡市総合図書館」のシステムで検索してみますと、

福岡市立図書館所蔵の岡崎京子の書籍

おお、「リバーズ・エッジ」も「ヘルタースケルター」もあるし、漫画作品が充実しています。

さっそく借りてきました。

Photo_4
リバーズ・エッジ、ヘルタースケルター、うたかたの日々
恋とはどういうものかしら、UNTITLED

うたかたの日々」はボリス ヴィアンの小説を漫画化したものですね。下段の「恋とはどういうものかしら」と「UNTITLED」の2冊は短編集です。

これらの5冊、すべて所蔵がアミカス(福岡市男女共同参画推進センター)になっています↓

岡崎京子はアミカス所蔵

アミカスのサイトを見てみると、

男女共同参画や女性問題に関する本を中心とした一般図書約4万冊、そのほか入手しにくい女性問題関係の雑誌や全国の女性センターなどの図書情報を集め、テーマ別に色分けした独自の分類法で配架しています。一般図書は、館外貸出を行っています。

とあります。

岡崎京子のこの5冊は、「テーマ別に色分けした独自の分類法」によると何なんだろうと思い調べてみると、「灰色:文学、芸術」でした。たしかに岡崎京子の漫画は文学だよなあ。「男女共同参画や女性問題に関する本」かどうかは別として。

そういえば、「ニッポン戦後サブカルチャー史」の番組の中でも宮沢章夫が、リバーズ・エッジを読んだオヤジたちはそこに文学を求めた、みたいなこと言っていたもんなあ。

オヤジはリバーズ・エッジに文学を求めた
宮沢 「『リバーズ・エッジ』って結構、オヤジが読んだっていう。何を『リバーズ・エッジ』に求めたかというと、オヤジは文学を求めたんですよ」

わたくしもオヤジなので、漫画に文学を求めることが多いですね。つげ義春とか好きですもん。

つまり、岡崎京子を読みたければ福岡へ行こう、ということで。

で、何が言いたいかというと、自治体の図書館ってのは結構特色があって、福岡市は漫画も(差別せずに)たくさん置いているように思います。つげ義春もたくさんヒットしました。

稲城市は漫画は全然ダメですが、映画DVDの充実ぶりが半端ないです。以下↓、参考。

稲城市立図書館の視聴覚資料(映画DVD)が充実している: 主張

川崎市は、IT系の書籍(オライリーのプログラミングの本とか)が充実していた印象ですね。そもそも分母が多いから、たくさんあっただけかもしれないけど。でも、明らかに福岡市はそのへん弱いです。全然ヒットしないもん。しょうがないので、漫画を中心に読んでいこうと思っとりますばい。(無理やり方言)

リバーズ・エッジ オリジナル復刻版
リバーズ・エッジ オリジナル復刻版

« 2015年10月 | トップページ | 2015年12月 »

スポンサーリンク


スポンサーリンク


無料ブログはココログ