« 2017年11月 | トップページ | 2019年1月 »

2018年11月

2018年11月 9日 (金)

神奈川県公立高校県外受験の困難さ ~面接日程 編~

仕事の関係で、家族そろって来年の3月に九州から首都圏に引っ越すことになりました。候補は神奈川県です。

中学3年生の子供がいるので、県立の高校を受験するにはいろいろと手続きが必要です。手続きが煩雑なのは覚悟してましたが、それ以外にも、県外受験者のことをまったく考慮していないだろうと思われるルールや運用がありまして、その話です。

【面接の日程が決まるのが遅い】

神奈川県の教育委員会のページには以下のように書かれていました。

平成31年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜の主な日程等について - 神奈川県ホームページ

[学力検査等の期日]
  平成31年2月14日(木曜日)

[面接及び特色検査の期日]
  平成31年2月14日(木曜日)、15日(金曜日)及び18日(月曜日)

面接の日が、2/14 or 2/15 or 2/18。候補日が3日もある上に、土日をはさんでいる。

いろいろ聞いてみると(後述)、学力検査が2/14、面接は2/15と2/18というところが多いようです。ただ、こういう書き方をしているということは、2/14に面接をする高校もあるのでしょう。

うちのように遠方からの受験だと、ホテルへの宿泊は必須になるのですが、2/15なのか2/18なのかでホテル3泊分の費用の差が出でます。一週間くらい間があれば、一旦帰るのですが、中2日というのが本当に微妙。なぜ、3日連続で取れる日程にしなかったのでしょうか。

費用に加え、確定しないというのが辛いです。18日なら18日と決めてくれれば、飛行機のチケットもホテルの予約も取ることができますが、確定しないことには動けません。加えて、「面接日がいつ確定するか」について、神奈川県のホームページには一言も書かれていません。県外からの受験者にとって、それが死活問題になるということに、考えが及ばないんでしょうね。

しかし、情報を集めないことには、対処ができないので電話で聞くことにしました。

【神奈川県 教育委員会】
2/14、2/15、2/18のいずれの日程になるかについては答えられない。高校に連絡すれば分かるかどうかについても答えられない。日程が決まるのは願書を出したタイミング。(ちなみに、願書の受付期間は 1/28~1/30AM)

各高校マターのようなので、いくつかの高校に電話で問い合わせました。

【神奈川県立 元石川高校】
「教育委員会に、願書を出すタイミングで面接日を教えてもらえると聞いたのですが」と話すと。
それは違う。面接日を伝えるのは学力試験の日。
(つまり、2/14の学力試験の日に、面接が2/15なのか2/18なのかを伝える)

さすがにそれだと困る。県外受験者は学力検査の日程を早めにするとか、そのあたりの配慮があったりはしないのか?と聞くと、

管理職が不在なので、何時何分頃にかけてくれ。同じ番号でいい。

また呼び出しになりそうだったので、誰にかければいいのか、と聞くと、同じ番号にかけてくれればいいから、という回答。
(この件はまた、後ほど)

指定の時間まで、まだ間があるので、他の神奈川県の公立高校にも問い合わせました。

【川崎市立 高津高校】
面接の日程は受験番号の順番になっている。番号が若い方から2/15に割り振られる。受験番号は願書の受理の順番で決まる。受付期間に早めに提出すれば、2/15になる可能性が高いだろう。断言はできないが。

なるほど、ありそうな運用ですよね。市立と県立で違うかも知れないので、もう一つ、県立高校に問い合わせました。

【神奈川県立 生田高校】
管理職が不在なので、折り返し電話する。

20分後に折り返しの電話があり、内容は高津高校からの回答と同じで、
受付順で受験番号が決まり、その順で早い日程になる。
というものでした。うん、願書受付初日の朝一に行くことにしよう、と決意。

そうこうしているうちに元石川高校に指定されていた時間になりました。

【神奈川県立 元石川高校 ふたたび】

同じ番号にかけろと言われたので、ちゃんと引き継がれているだろう・・・

「先ほど、面接の日程の件でお電話した○○(私の名前)ですが」
「え?」
「あ、いえ、同じ番号にかけ直してくれと言われたので」
「何の面接ですか?」
「2019年の入学者選抜の・・・」
「あぁ、ニュウセンですね。担当者に代わります」

こんなことになるから、担当者の名前を教えておいてほしかったのに。。。 あと、変な略し方するなよとか、「後でかけてください」と「折り返し電話します」の印象の差は大きいなとか、いろいろありますが、それはさておき。

偉い人が出ました。(役職はあえて伏せておきます)

要旨はこんな感じでした↓

「私の勘違いでなければ、面接の日程は学力試験に日に教えるという話だったのですが・・・」と聞くと

それは間違い。願書の受理のときに確定する。
面接の日程は受験番号で決まるが、受験番号がどのように決まるかについては、教えられない

おぉ、なんだか、ゾクゾクっと来ました。

つまり、どちらの日程になるかは願書を出すタイミングになるまで分からないし、個別に対応することもない。だから、どちらでもいいように準備しておいてください、という感じでした。

これが本当だとすると、早く受付をしたほうから若い受験番号が振られるか、若い受験番号から早い面接日程になるか、それについては(こちらとしては)全く分からない、という状況になります。

「他の高校から、願書の受理の若い順番で受験番号が振られるから、早く受付をすればたぶん大丈夫、みたいなことを聞いたのですが・・・」と伝えると。

他の高校が何と答えたかは知らないが、それについては教えてはいけないことになっている。先ほど、県に確認したが、教えるなと言われた

すばらしい! ザ・マン・オブ・コンプライアンス。管理職はかくあるべきですね。

でも、どちらの対応の方が、より県民の方を向いているか、言わずもがなですね。こんなエントリを書いてしまって、親切な対応をしてくれた高津高校や生田高校の人に迷惑がかからないことを祈りつつ・・・

あと、引越し先は東京都に変更しようと思います。

2018年11月 3日 (土)

AviUtl+VobSubでDVDの字幕が大幅にずれるときの対処方法

少しタイミングがずれるとか、徐々にずれていくとか、そんなのではなく、大きくズレ過ぎていて映画の再生中には字幕が一切、表示されないというそんな症状です。

 

字幕が表示されないのに、なぜ、ずれていると分かったのかというと、試しに、設定→VobSubの設定→Configureで開く「Filter: VobSub」ウィンドウの「Time offset (ms)」項目に大きな値を入れてみたところ、字幕が表示されるようになったから(もちろんずれていますが)。

 

どうやら、DVDが複数のパートに分かれているときに、timestampが全体に対するものだったり、部分に対するものだったり、そのへんが合っていないとか、まあ、そんな感じなんじゃないかと(憶測)。

 

では、この項目にどのような数値を入れれば、いいのでしょうか?

 

試行錯誤の結果、たどり着きました。

 

VobSubが作った "VTS_xx_0.idx" をテキストエディタで開きます。すると、各字幕に対するtimestampが記録されている部分があることが分かります。例えば、英語の字幕だと、↓こんな感じ。

 

# English
id: en, index: 1
# Decomment next line to activate alternative name in DirectVobSub / Windows Media Player 6.x
# alt: English
# Vob/Cell ID: 2, 3 (PTS: 139972)
timestamp: -02:51:56:788, filepos: 000001000
timestamp: -02:51:53:785, filepos: 000001800
timestamp: -02:51:49:047, filepos: 000003800

...

 

ここの最初のタイムスタンプ「-02:51:56:788」をミリ秒に換算します。

 

2*60*60*1000 + 51*60*1000 + 56*1000 + 788 = 10316788

 

もう一つ、DVD Decrypterが出力ファイル "VTS_xx - Stream Information.txt" を

 

0x20 - Subtitle - Japanese / Normal Captions - [SubPicture 01: Wide] / LBA: 63945 / PTS: 00:02:44.277 / Delay: 163997ms
0x21 - Subtitle - English / Normal Captions - [SubPicture 02: Wide] / LBA: 64013 / PTS: 00:02:44.444 /
Delay: 164164ms
0x22 - Subtitle - Japanese / Normal Captions - [SubPicture 03: Wide] / LBA: 63947 / PTS: 00:02:44.277 / Delay: 163997ms

 

ここのDelayの数字を確認します。

 

Delay: 164164ms

 

で、先ほどの数字と足して、

 

10316788 + 164164 = 10480952

 

この数字をVobSubの設定ウィンドウの、Time offset欄↓に設定したところ、字幕と映像が合うようになりました。

 

Capture_filter_vobsub_mark

 

 

 

理屈をあまり理解していないので、すべての場合にうまくいくかどうかは分かりませんが、お試しあれ、うまくいかなかったから、ごめんなさい。

 

 

 

 

« 2017年11月 | トップページ | 2019年1月 »

スポンサーリンク


スポンサーリンク


無料ブログはココログ