阿刀田 高 「短編小説のレシピ」
阿刀田高氏の名前を知ったのは、氏が小説現代のショートショート・コンテストの選考者をしていたから。
めちゃくちゃ本を読むってわけではないけれど、「読むほう」ではあるし、長編よりは短編が好きな私が、800編もの短編小説を書いている阿刀田氏の作品を、1つも読んだことがないというのには、何かの運命を感じる。
そして、最初に読むことになったのが、これで↓、小説ではないという・・・
この本を読んで良かった点。
なぜ自分が短編小説が好きかってのが、すっと腑に落ちた。
第一章では、短編小説というジャンルの魅力について語られています。
「そうそう、だから短編が好きなんだ」っていう理由を、自分の中で説明できなかった部分を、代弁してもらったような気分。
あのへんてこな面白さを持った作品も、なんだかよく分からないけど好きな作品も、短編であるがゆえに成立しえたんだってことが理解できた。
二章以降は、各作家ごとに代表的な短編をあげて解説。きっとこういう感じで発想して、作品化したんだろうという、阿刀田氏の「憶測」が楽しい。実際に当たっているかどうかは別にして、小説が作られるプロセスの一例を感じることができます。
取り上げられている作家は、向田邦子、芥川龍之介、松本清張、中島敦、新田次郎、志賀直哉、R・ダール、E・A・ポー、夏目漱石、そして、本人 阿刀田高も。
自分は、芥川龍之介、志賀直哉、夏目漱石あたりは読んだことのあるものも多いけど、実は、向田邦子、松本清張は全然読んだことがなかったりして、けっこう偏っているなあって。
この本を読んで、この短編読みたいってのがたくさん出てきた。あと、読んだことあるものも記憶が薄れていて、もう一度読みなおそうとか。
本書ではたくさんの短編が挙げてありますからね。そんなこんなで、阿刀田氏の作品を読むのが、さらに先延ばしになったりして・・・
河童火事 (文春文庫 に 1-26)
新田 次郎
知らない劇場
阿刀田 高
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