初心者向けの書籍「Excelでスッキリわかる ベイズ統計入門」
この手の本が有用かどうかは、結局、その人のレベルに合っているかどうかってのが大きいと思います。その本の良し悪しももちろんありますが、そもそもレベルが違いすぎたら話にならないもんねえ。ちょっと「○○」のことを知りたい、ちょっと使ってみたいっていう程度の動機の人が、専門家や研究者が読むような本を手にしても、どうにもならないですからね。
で、「ベイズ統計がどんなものか軽く知って、業務に利用できそうか判断したい」という私には、↓この本のレベルがちょうどよかったんです。
出だしは、高校で習った条件付き確率のおさらいくらいのところから入っていって、徐々に、独特な発想を使うベイズ統計に進んでいく。
取り扱っている内容の分量が多すぎないのがいい。
各章の構成は多少冗長で(まえがきにもあえて冗長にしていますって断りがあった)、そのおかげで、「読み進んでいくうちにいつのまにやらチンプンカンプンになっていた」みたいな落ちこぼれ状態になりにくくなっていると思います。
具体例を抜粋してお見せしますね。
下記は、イントロダクションが終わった後、まず手始めとして載っていた例題です。
まず、↓こんな感じで問題が提示されます。
で、これを普通に数式を使って解くための説明が載っている↓
で、この後、「Excelで見てみよう」という見出しがあって、「Excelでスッキリわかる」の看板通り、Excelを使って解く場合の説明が載っています。ここでは、セルにどのような数値を書き出すか、どういう演算結果を格納するのか、あと、表のレイアウト例や、流れ、みたいなものが分かります。
そして、最後に、「ワークシートを見てみよう」の見出しの節で、セルに入力する数式の具体例が明示されます↓
【2】【3】【4】のところは、1つの過程を3回なぞるような感じです。なので、冗長ですが、初めてベイズ統計に触れる人には、これくらい何度も念を押された方が頭に入りやすいと思います。
(1)問題の解き方を理解する
(2)Excelを使った解き方の流れをイメージする
(3)実際にExcelに計算させる
みたいな感じですね。
本気でベイズ統計を駆使してごりごり問題を解いていきたい人は、おそらく「R」のような統計ソフトでスクリプトを書くのが、効率が良いやり方なんじゃないでしょうか。でも、ハードルが高い。
そういう時に、いったんExcelのようなGUIベースのツールで問題と解法を理解しておいて、そのあとR言語にステップアップするという流れの方が、抵抗が小さくスムーズに行くんじゃないかと思います。
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