天井の照明を接続する部品(「引っ掛けシーリング」というらしい)が割れてしまいました。
下の写真は天井の部品を(業者さんが)外したあとに撮影したもの。割れて落ちていた破片をはめてみたものが右側。

経年劣化するほどの年月は経っていないのですが、もともとついていた照明が重ためのもので、しかも角度を調整するときに気にせずにぐりぐりやっていたので、接続部に負荷がかかっていたのでしょう。最後は、ちょっとした衝撃がとどめを刺したようです。
自分で修理や交換をするのは違法だそうなので、業者さんを呼ぶことにしました。
照明側も壊れてしまったので、購入するために某家電量販店に行き、店員さんに引っ掛けシーリングの交換を依頼できるか聞いたところ、その家電量販店では(すでにちゃんとした引っ掛けシーリングがある天井に)照明を取り付ける以上の対応は行っていないとのことでした。
ネット上の業者さんとマッチングしてくれるサービスを利用したほうが速そうだったので、検索してみると、価格.comがやっているサイトがありました。そのフォームに入力すると、数分後に仲介業者から電話がかかってきて、3時間後くらいには電気工事業者に来てもらえました。量販店で聞いたときは、照明の設置でさえ3週間待ち(エアコンの繁忙期のせいらしい)と言われたのに、工事をやってくれる人は、いるところにはいるのだなあと感心しました。ただ、このサイト、価格.comは仲介しているだけなので、どんな業者さんなのかは事前には分からないし選べません。ウェブサイトも「見積依頼スタート」などと書かれたボタンから入っていくので、ウェブ上で概算額でも分かるのかなと思ったら、結局、症状を入力して送信するとその情報が業者さんに伝わるだけで、額が提示されるのは後述のように、業者さんが来て現地を見てからになります。
工事の業者の人は3時間後くらいには来てくれました。割れて壊れた引っ掛けシーリングを取り外してから、新しく設置する引っ掛けシーリングと工賃について説明してくれました。価格表のようなものはなく、大学ノートにボールペンで数字を書きながらの説明でした。
「部品は数千円くらいのものなんですが」と言いながら、「15000」という数字が2つ書かれ、その合計として「30000」という数字が書かれています。説明はよく理解できなかったのですが、結局、総額3万円とのことでした。
ネットで見た相場は、5千~7千円くらいだったので、なんでこんなに高くなるのか不思議に思いながら、聞いていました。
しかし、ここの段階では私に意思表示を求めずに話は続きます。
「この3万円は割高だと思います。でも、他の箇所もまとめて交換すると、1つ追加ごとにプラス6千円でできますよ」みたいなことを言います。新しい引っ掛けシーリングは品質の良い物で、丈夫で、リフォームのときなどの交換用に選ばれるものとのことですが、築何十年も経った家ではないですし、壊れてもいない引っ掛けシーリングを交換する理由なんかありません。しかも、1つあたりプラス6千円では、いくら交換したところで、単価も大して下がりません。
価格の説明がよく飲み込めなかったので、ノートの走り書きを見ながら説明をお願いしました。
「総額は3万円ですよね。この『15000』は何の数字ですか?」
「部品と工賃です」
「じゃあ、こっちの『15000』は?」
私がよく聞き取れなかっただけで何か専門的な用語を言ったのかもしれませんが、どうやら電気のコードやらを工事するのが、その「15000」の根拠らしいです。
それは工賃に含めるべきでしょ、と思いつつ、
「一番安いものをつけるといくらですか?」
と聞くと、部品を変えてもそれほど安くならない(たしかに先ほどの内訳が正しいなら工賃だけで2万円は超えているでしょう)ようなことを言いながら、2万円台の数字を提示されたように記憶しています。
それでも許容できる額ではなかったので、
「ネットで見ていた相場と比べて高すぎるので、すみませんが、いいです」(お帰りくださいのトーン)
と伝えると、「予算はどれくらいですか?」と、交渉が始まりました。
「ネットで見た相場は5千~8千円くらいだったので、物価が上がっていることとか考えても、せいぜい1万円ですかね」
と言うと、ちょっと悩んだ様子で、一番安い、割れやすい部品ならば1万円にできるというのです。割れやすいと言ったって、製品として売られているものです。普通に使えば問題ないはずですので、それでお願いする旨を伝えると、「消費税のせさせてください」という感じで、1万1千円とのこと。ことフットインザドア的な話の進め方に辟易しながらも、別の業者をこれから依頼して、その別の業者が良心的である保証もないことを考えると、面倒臭くなって、総額1万1千円で手を打ちました。
結局、相場から言うと割高な金額での修理となりましたが、土曜日の夜に即日・3時間後には修理できたことを考えると、しょうがないのかもしれません。もっと安いところも見つけられたかもしれませんが、待たされる可能性もあります。業者の名刺を見ると、事務所の住所は私の住んでいる市の隣の市でした。対応エリアを広くしているなら、移動時間もガソリン代もかかるでしょう。わざわざ出張して訪問した家からなるべく多く収益をあげたいというのは、人情でしょう。
結局、この手の業者の利用は交渉ごとだなあと思いました。当初提示した数字はほとんどが人件費なのですから、部品を安いものにしたところで、価格が下がるのはおかしいのですが、人件費を多めにふっかけておいて、その条件でいいという人にはその価格で、高すぎるという人とは交渉をするというやり方なのでしょう。外国の露店なんかだとそういう買い物の仕方をするような話を聞いたこともありますが、日本ではなかなかそんな機会はないので、慣れていないですよね。向こうが提示する価格のままで決めてしまうと、「騙された」というような支払額になってしまうのでしょう。
ということで、この手の出張業者を利用する場合は、
・早い段階で価格の話をする
・ネットで調べて予算感をつかんでおく
・払える額を決めておき、それを超えるなら帰ってもらう意思を伝える
あくまで意思決定者はこちらであり、自分はカモれる相手じゃないぞ、というのを示しましょう。
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